

この記事を書いている僕は、コンサル歴10年の戦略コンサルタントです。
当ブログで『コンサル転職情報』を発信してます。
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■コンサル業界歴が10年目になりました
■現在は海外専門リサーチャーもやってます(海外ビジネス経験:10か国以上)
■50名組織のコンサル会社のシニアコンサルタント
本記事では仕事を辞めたいけど辞められないまま5年が経った僕の経験談についてお伝えします。

・「仕事を辞めたい」の一言が言い出せない
・このまま仕事を辞めないでいいのか不安
本記事を読みに来てくれている人は、上記のような悩みを持っているのではないでしょうか?
僕自身、仕事を辞めたいにもかかわらず辞められない期間が2~3年ほどあり、結果的に5年間ずるずると会社に残ってしまった人間です。
- 仕事を辞めたくてしょうがないけど辞められない…
- 辞めたいけど、ずるずる辞められないとその後どうなる?
- 仕事を辞めたいけど辞められない男の後悔と末路について知りたい
こんな悩みを持っている人は、本記事を読むことで「仕事を辞めたいけどやめられない人の体験談と、辞めないと何が起きるかの末路』が知れます。
結論「仕事を辞めます」のたった一言が言えなかったんだろうと、超後悔しています。
「仕事を辞めます」の一言が言えなかったせいで、挑戦の機会がなくなる、夢や目標の達成が遅れる、劣悪な環境で働かされるなど百害あって一利なしでした。
本記事を読んでくれている人は①僕が仕事を辞めたくても辞められなかった理由と②その結果何が起きるのかを知って、1秒でも早く「辞めたい」の一言を絞り出してください‼
仕事を辞めたいけど言えない…。僕が5年目でやっと辞められた理由と5つの手順を紹介します。
1.仕事を辞めたいけど辞められないまま5年経ってしまった僕の経験談
まず初めに僕が仕事を辞めた理由と、仕事を辞められなかった理由についてお伝えします。
結論からお話すると仕事を辞めた理由は、前職が超ブラック企業で、具体的には下記の2点が問題でした。
- 給料が全然上がらなかった
- 体を壊すほどの劣悪な労働環境だった
1.1.給料が全然上がらなかった※残業ありません
退職の1つ目の理由は『低すぎる給料』でした。
死ぬ気で5年ほど働きましたが、給料はまったく上がりませんでした(当時の給料は25万円程度)
- 今思うと自分の実力もなかったのと、事業の利益が出ていなかったので給料を上げるのも厳しい状況でした。
- 当時、ボーナスもなかったので家賃や生活費を払うと、使えるお金はほとんど無く、精神的に追い込まれていました。
- 何よりつらかったのが、書籍を買えないなど、勉強や自己投資にお金が使えない状況でした。
頑張って給料が上がるならモチベーションも保てますが、このまま1年死ぬ気で働いても、給料は微増しかしないのが見えたので転職を決断しました。

1.2.超が付くほど劣悪な労働時間だった。
当時の状況は超が付くほど劣悪な労働環境化でした。具体的には下記の通りです。
- 毎日15~16時間勤務。多い時は400時間以上の長時間労働
- 年間休日は50日前後
- 残業代は一切なし・賞与も寸志(ほぼゼロのようなもの)
当時は終電を過ぎて会社に泊まったり、家に帰る気力もなく会社で朝を迎えることもしばしばでした。
5年目の時は、心身ともに疲弊しており、このままでは本当に体が壊れると危険を感じ会社を辞めることを決意しました。

6.2.辞めたくてしょうがないのに、辞められなかった理由
上記状況下で辞めたくてしょうがないにもかかわらず「辞めます」の一言が言えませんでした。
理由は次の5つの理由です。順に説明していきます。
- 働く仲間はいい人ばかりだった
- 確かに成長できる環境化だった
- 社会的にも価値があり誇りある仕事だった
- 次の会社で通用する自信がなかった
- 初めての会社で、当時の環境が普通だと思っていた
①仲間はめちゃくちゃよかった
一つ目に辞められなかった理由は『仲間はいい人ばかりだった』ことです。
同じ目標に向かって頑張る素晴らしい人ばかりで、安月給&つらい環境でも耐えられたのは仲間のおかげでした。
- お互いが励ましあい、同じ方向に向かって頑張っている。
- 性格の悪い人はほとんどおらず、今でも仲のいい人ばかりだった。
- 初めての会社で同期のつながりも強く、辞めるのは寂しさもあった。
一方で、他のメンバーを残して自分だけ辞めるのに後ろめたさがあり、辞めると言えませんでした。
②確かに圧倒的に成長できた
給料も安く、労働環境もめちゃくちゃでしたが、確かに会社では成長することができていました。
- 経営コンサルタントとしてのマインド・ナレッジ・スキル面の向上。
- コンサルタントとして顧客の課題解決の実践を詰む。
- 毎日勉強することが多すぎて、ビジネスに関する情報をスポンジのように吸収。
ただし5年目に突入すると、成長スピードも鈍化してこれ以上の成長が見込めないと感じているのも事実でした。
③社会的に価値があり、誇りが持てる仕事だった。
前職は社会的にも価値があり、仕事に対して誇りを持っていたので辞められませんでした。
- 中小企業経営者のコンサルティングを行って、経営状況を改善する
- 飲食店を運営・コンサルティングして、地域のお客様に喜んでもらう
- 売れない営業マンの販売実績を向上の手助けをする
『誰かのためになっている』仕事を辞めることは、当時のお客様に申し訳なく、退職の決意がなかなかできませんでした。
④次の会社で通用するか自信がなかった。
4つ目に辞められなかった理由は『次の会社で通用するか自信がなかった』からです。
- コンサルタントとして5年しか働いていないのに、別の会社で通用するのか?
- もう少し実績を積んだ方が良いのではないか?
- 転職先のレベルに追いつけず、干されたらどうしよう…。
前職は新卒入社した会社で、他の会社で働いたこともなかったので、自分がどこまで通用するか自信が持てませんでした。
また社内には自分よりも成果を出している人がたくさんいたので、自信が持てない自分もいました。
⑤初めての会社で当時の環境が普通だと思っていた
最後は、初めての会社で当時の環境が普通だと勘違いしており、辞められませんでした。
- 能力がない・成果が出ていないなら残業は当たり前。
- 給料やボーナスを少しでもいただけるだけで感謝すべき。
- 社内文化に協調できない自分がいけない。だから会社に合わせるべき。
半ば宗教染みた環境で仕事をしていたので、当時の環境がどれだけ異常だったかに気づけませんでした。
2.仕事を辞めたいけど辞められないと何が起きるのか?
次に仕事を辞められないと何が起きるのかについてお伝えします。
結論、仕事を辞めたくても辞められないと次の5つが起きます。順に説明していきます。
- やりたくもない仕事をやり続けてモチベーションが激落ち
- 給料があがらず生活は苦しいまま(今後上がる見込みもない)
- 心身ともに疲弊する
- 成長スピードが落ちる
- 転職活動をする気力がなくなる
2.1.やりたくない仕事を続けないといけない。
仕事を辞めたくても辞められないと、やりたくない仕事を続ける必要があります。
なぜなら、企業からお金をもらっている以上、会社の指示に従う必要があるからです。
- 自分が好きでもない仕事をしないといけない
- 苦手な仕事を続けないといけない
- 次のキャリアに繋がらない仕事を続けないといけない
好きな仕事や自分にとって意義ある仕事なら問題ありませんが、仮にやりたくない仕事を辞められない場合、地獄が続くことになります。
2.2.給料があがらず生活は苦しいまま(今後上がる見込みもない)
給料の上がりにくい会社で働いていると給料があがらず苦しいままです。
また、そのような会社では今後も給料が上がらない可能性が高いため、年末の査定時に絶望します。
- 成果を出しても、給料が少ししか上がらない。評価されない。
- 毎日、生活は楽にならず、好きなことにお金を使えない。
- 別会社の友達は、ボーナスも何百万と支給があり、差は開くばかり。
給料があがらない会社でどれだけ頑張っても給料はあがらず、このような会社で働き続けると100%苦しい生活が待っています。
2.3.心身ともに疲弊する
仕事を辞めたいけど、辞められないと心身が疲弊します。
なぜなら辞めたい会社で働き続けなければいけないからです。またブラック企業で働いている場合は体も悲鳴を上げます。
- 高い目標を毎年追い続けないといけないストレス
- 一向に良くならない労働環境
- 社員を道具のように扱い、働けるだけ働かせる
仕事を辞められないと、会社にいいように使われる場合があります。
本当に社員のことを考えている会社でない場合は、上記のような会社は今すぐ逃げ出さないと更に酷使されます。
2.4.成長スピードが落ちる
仕事が辞められないと、成長スピードが落ちる場合があります。
なぜならいつもと同じレベル・作業を行っている場合があるからです。
- 毎日がルーティンワークで同じ作業ばかりで成長しない
- 尊敬できる先輩がいない。そのような人はステップアップで辞めていく
- より難易度の高い仕事が巡ってこない
「井の中の蛙大海を知らず」という言葉のように、仕事内容のレベルが実は低い場合があります。
よりレベルの高い仕事ができるように、チャンスはいつも取りに行くべきです。
2.5.将来のキャリアが失われる
同じ会社にいることで、将来のキャリアが失われる可能性があります。理由はできる仕事内容・仕事の領域が変わらないからです。
- 同じメーカーで同じ商品ばかり取り扱っている。
- 営業・開発など同じ部署の仕事ばかりしている。
- 同じ案件ばかり、作業のようにこなしている。
これでは現職で求められても、次の会社では汎用性がなくさらにキャリアアップできません。
同じ会社に居続けることが、実は将来のキャリアの目を詰んでいることもあるのです。
2.6.転職活動をする気力が失われる
仕事を辞められない最も悪い影響が『転職活動をする気力が失われる』ことです。
なぜなら長時間労働・低賃金で働き続けると、心身ともに疲弊して転職活動を行う気力すら失われるからです。
- 時間がなさ過ぎて、転職活動ができない…
- 給料が低すぎて、次の会社が決まらないと不安…
- 今の会社でも悪くないし、転職が面倒くさいのでこのまま働こう…
次のキャリアをつかみ取る気力がなくなったら、そこで試合終了です。
今後も今の現状が一切変わることはないので、絶対に元気なうちに転職できる状態は整えておきましょう。
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3.辞めれない仕事を辞めた後にどうなったか?【結論:最高でした】
最後に「仕事を辞めます」と勇気を振り絞って、辞めたことによる変化をお伝えします。
3.1.給料が2倍になった
まず初めに転職したことで、前職から給料が2倍になりました。
- 基本給自体は当時から2万円プラスで始まりました。
- ボーナスは100-200万円ほど増えました。
- 毎年、給料が上がり続けて3年で月収が15万円ほど増えました。
重要なのは、毎年給料を上げる体力が会社にあることです。
転職で給料アップを狙いたければ、会社の業界や事業拡大が予想できるか入念にチェックしておきましょう。

3.2.休みが年間で2ヶ月も増えた。
転職したことで、前職のブラック企業時代から休みが『年間120日※約2か月』増えました。
- 土日休みで体力が回復するようになる。
- 勉強・自己投資の時間が増える。
- 家族との時間が過ごせるようになる。
前職では日曜日だけ休みだったので、土日休みになったことで家族と小旅行にも行けてとても嬉しかったのを覚えています。
休日は疲れた体を回復させて、翌週から万全の状態で仕事に臨めるようにするため必須であることも改めて痛感しました。
3.3.好きな仕事ができるようになった
転職したことで本当に自分がやりたい仕事ができるようになりました。
- 好きな仕事なので、興味関心をもってどん欲に学ぶので、必然的に成長していけます。
- また好きな仕事は特異な仕事でもあるパターンが多いため、自ずと成果も出るようになってきました。
- 成果が出ると、給料や役職も上がっていくので本当に一石二鳥な状態で日々を過ごせています。
初めて入社した会社がマッチするわけではないので、1社目で自分の好き嫌いや向き不向きを知ることは重要だと感じました。
仕事を辞められるのであれば、好きな仕事に就くことを心からおすすめします。
3.4.次のキャリアに繋がる知識・スキルが身につくようになった
転職したことで、自分の理想のキャリアに必要な知識とスキルが身につくようになりました。
より高いレベルで働くことで、周りに追いつこうと難しい知識やスキルを取得できました。
結果的に、次以降のキャリアがイメージできるようになり、ヘッドハンティングも届くようになりました。
4.仕事を辞めても意外と何とかなるし、100%辞めて良かった。
最後に辞めたくても辞められなかった仕事を辞めましたが「意外と何とかなっている」というのが本音です。
仕事を辞めるまでは不安を感じるかもしれませんが、今の仕事に納得できてないのであれば失うものはありません。
『転職先でうまくいかなければ、もう一度転職すればいい』くらいの気持ちで挑戦することが大切です。
仕事を辞めたいけど辞められないまま5年が経ったとき、「なんで辞めますの一言が言えなかったんだろう」と超後悔しました。
本記事を読んでくれているあなたは、絶対後悔しないように辞めたい時は「辞めます」という気を出して伝えてくださいね。
【仕事を辞めたいけど辞められない状態に陥らないために】
- 仕事を辞めたいけど言えないときは「辞めたい理由が不明確」の場合が多いので、辞める理由を確認しましょう。
- また「仕事を辞めたい」と言えるようにする1番の対処法は『転職先を先に決めてしまう』ことです。
- 辞めたいけど、ずるずる辞められない状態が続くと、当時の僕のように3~5年の歳月があっという間に立って超後悔します。
- 時間がある時に、転職エージェント人気No.1のリクルートエージェントにだけは登録して、いつでもサポートがもらえる状況をつくっておきましょう。
※転職者のほとんどは『転職エージェントを複数利用』しており、転職エージェントの平均登録数は4.2社というデータもあります。リクルートエージェント以外のおすすめ転職エージェントについては『転職エージェントおすすめランキング厳選10社』で紹介しています。