
・居心地はいいけど、給料が低いし、残業も多い…
・居心地がいい人は会社に居続けるの?辞めているの?

居心地のいい会社にいると若いうちは楽ですし、ストレスフリーですが、将来のことを考えると超危険です。
給料は低いし・ボーナスもない・おまけに年収は全然上がらない。
残業も多いけど、周りのみんないい人で自分も一緒に頑張った方がいいのでは、と我慢して3年5年働くと「今のままじゃヤバイ!」「転職したいけど手遅れ」と超後悔します。
僕の経験からすると「居心地がいいのに仕事を辞めたい」と感じるということは何かしら悩みや理由・不安があることの裏付けなんです。
本記事を読めば「居心地がいい会社を辞めたい理由」と「辞めたい時の対処法」がわかります。
長く居続けると、会社を辞められなくなるので、居心地がいいと感じた時は、逆に情報収集してくださいね!
- こちらから居心地がいい会社を辞めたい人がやるべき5つのことに飛べます。
- 早く転職したい人は→おすすめ転職エージェントへ先に進んでください

この記事を書いている僕は30代で、現役戦略コンサルタントとして10年働いています。
当ブログ『ビジネスギーク』で転職情報や年収を上げる方法を発信しています
:https://twitter.com/yuro_tasteearth
1.居心地が良い会社なのに仕事を辞めたいのは絶対理由がある
居心地がいい会社なのに仕事を辞めたいのには、必ず理由があります。
なぜなら、今の会社でよければ「今日も幸せだな」「この会社で働けて嬉しいな」「ずっとこの会社にいたい」と感じるはずだからです。
会社を辞めたくなるということは「人間関係」「給料や待遇」「将来のキャリア」などで不安を抱えていることがほとんどでしょう。
また転職したことがない人にとっては「本当にこの会社でいいんだろうか…?」と漠然とした不安を感じる時期でもあります。

参考記事:「待遇のいい会社だけど仕事を辞めたい」ときに考える5つの解決法【条件はそのまま転職可能】
2.居心地が良い会社でも僕が前職を辞めた理由
僕自身も前職は大変居心地がいい会社でしたが、5年経って辞めました。
前職はコンサル業界の中でも人気企業ランキング10社に入る、倍率2000倍の企業で入りたくても入れない会社でした。
僕はその会社にどうしても入りたくて、他の会社の選考を辞めて取り組んだほどだったのですが、給料と労働時間にあまりに問題が多すぎました。
その会社は超が付くほどのブラック企業で、月に400時間ほど働いたにもかかわらず、ボーナスは寸志で、給料は5年間上がりませんでした。

今考えれば今すぐにでも辞めた方がいい会社とわかりますが、当時、会社の人は本当にいい人ばかりでした。
顧客にも価値を提供しており、その会社で働いている誇りも感じていたので、中々辞められませんでした。
本記事を読んでくれているあなたは「居心地がいい会社であることが、決して会社に居続ける理由にはならない」ことは覚えておいてください。
3.居心地が良い会社でも仕事を辞めたい人の鉄板理由4選
居心地がいい会社でも辞めたい理由は次の5つが鉄板です。自分でも心当たりがないか確認してみてください。
参考記事:『仕事を辞めたい15の理由』と悩み別の解決策を徹底紹介!
3.1.居心地がいい会社ほど稼げない!給料が低い!
居心地がいい会社でも辞めたくなる理由の一つ目は「給料が低すぎる」ことです。
どれだけいい会社でも給料が低いと生活が不安になり、外食や旅行に行くなど人生を楽しめないからです。
居心地がいい会社ほど、ベンチャー企業で仲がいいのですが、業績が悪かったり、立ち上げ初期で社員に給料還元できないケースが多いです。
- 数年間給料が上がっていない。周りのメンバーも給料が上がってない。
- ボーナスが異常に低い。12月の決算次第でボーナスが決まる。
- 自分以外の会社の同期の給料が着実に上がっている

3.2.成長していない・周りと差が広がっていく
2つ目の理由は、いい人ばかりだけど自分の成長を感じられないパターンです。
特に大学の時の同期や、他社の同い年のメンバーの仕事内容や実績を見たときに途端に不安になってしまいます。
- 数年間仕事内容が変わっていない、余裕で仕事が終わる
- 他の会社に転職しても使えるビジネススキルが身についていない
- 周りの友人が転職でジョブホッピングを始めている
何年も同じレベルの仕事を任されたり、簡単で汎用性のない仕事ばかりしていると、別の会社に即戦力として転職できません。

参考:【コンサル10年の結論】社会人20代で身につけるべきビジネススキル30選
3.3.労働時間が長い・残業ばかりのブラック企業
労働時間が長い、残業ばかりのブラック企業も、仕事を辞めたくなる原因の一つでしょう。
なぜなら労働時間が長く残業ばかりだと、疲れも取れず、家族との余暇の時間も取れないからです。
更には仕事で精いっぱいになり、自分を成長させる時間も取れないため、今の会社から抜け出せなくなります。
- 毎日、始発終電の繰り返し
- 会社で残業が慢性化、上司もほとんど定時に帰らない
- 残業代が一切でない、働く人ほど頑張ってる雰囲気になる。
3.4.将来のビジョンやキャリアが描けず不安
4つ目は将来のビジョンやキャリアが描けないパターンです。
同じ仕事ばかりしているため成長できず、次のキャリアが限られ不安を感じてしまいます。
また入社1~3年目の第二新卒メンバーにおいては、会社の将来が描けず「このまま会社にいていいのだろうか」と不安を感じます。
- 会社の向かう方向性が見えない、売上ばかりに固執している。
- 会社がビジョンや社員のあるべき姿を語らない
- 今の会社で発議のキャリアが描けない。
参考:「とりあえず3年働くべき?」3年目以内転職で得るものと失うもの
4.居心地がいい会社に居続けると辞められなくなるリスク
居心地がいい会社で働き続けると、会社を辞められなくなるリスクがあります。
なぜなら上司や同僚に情が湧いて「もうこんな優しいメンバーと仕事はできないんじゃないか」と失う恐怖が生まれるからです。
また「次の会社でこんなに良い関係を気付けるのか」と不安を抱え、転職に踏み出せなくなってしまいます。

しかし、給料も低く・キャリアも積み上げられていない状態で居心地のいい会社にいるのは非常に危険です。
実績や経験がないといざ転職しようと思ったときに転職できないのと、給料が低いと次の転職先も中々給料が上がらないからです。
人生単位で考えると、1日でも早く給料を上げておいた方が心に余裕が生まれるので、給料が低い・実績が積めないまま会社に留まるのはリスクしかないと心に留めておきましょう。
参考:仕事を辞められないまま5年が経った僕の経験談【辞めますと言えず超後悔】
5.居心地がいい会社を辞める前にやるべき6つのこと
辞めないリスクをお伝えしたところで、居心地がいい会社を辞めるときにやるべきことをお伝えしておきます。
対処法は大きく5つありますので、気になった部分から試してみてください。
5.1.社外の成長してる人に相談。社内相談はブレるのでNG
1つめの対処法は「成長している社外の人に相談する」ことです。
なぜなら、社外の人であればあなたの状況を客観的に判断し、転職すべきかのアドバイスをくれるからです。
- 今の給料で本当に大丈夫?会社は守ってくれないよ?
- 本当にやりたい仕事は何?仕事は人生の一部でしかないよ?
こんな言葉を僕はかけられて、前職を退職する決心がつきました。
社内に相談すると「一緒に頑張りたい」「頑張れば給料も徐々に上がるよ」「こんなにいいメンバー中々いないよ」と引き留めに合ったり、主観的な評価をもらい辞められなくなるので、相談するときは必ず社外に相談しましょう。
5.2.バリキャリの大学友人に相談する
2つ目はバリキャリの大学の友人に相談してみることです。
理由はキャリアアップしている人は、キャリアについて真剣に考えて、仕事より人生ベースで考えていることが多いからです。
転職を判断するときは将来の人生を考えて、そこから逆算したキャリアを選ぶことが大切です。
- 将来、家族が安心できるように家を建てたいから、給料がたくさん必要。
- 将来は海外旅行に沢山行けるように、リモートでもできる仕事を選びたい。
今の会社のバイアス(主観的な意見)が多く入ってしまう人は、年々仕事環境や生活環境が変わっている友人に相談してみましょう!
参考:【2年目で仕事を辞めたい】今、辞めるべきか失敗せずに決断できる方法
5.3.セミナーイベント・交流会に参加してみる
3つ目は「セミナー」「イベント」「交流会」に参加してみることです。
なぜなら、最先端の情報に触れることで、今の会社がどれだけ遅れているか、居心地はいいが会社としてまずいか理解できるからです。
また会社でぬるま湯につかっている学ばない社員とは違い、日々勉強している人に触れることで、成長意欲を促進できる効果もあります。
2020年以降、コロナの影響で自宅でも簡単にリモート参加できるようになったので、常に新しい情報には触れておきましょう。
5.4.起業家や偉人の本を読んでみる
4つ目の対処法は起業家や偉人の本を読んでみることです。
なぜなら起業家や偉人から「挑戦・成長しなければ未来がない」と勇気をもらえるからです。
上記自伝で伝えられる「給料や働き甲斐を得た人」は、常に今の環境に満足せずにチャレンジしてきた人だと気づかせてくれます。
挑戦もせず、会社で同じ仕事を続けていると、絶対給料は大きく増えませんので、沢山本を読んでみましょう。
5.5.転職エージェントに相談する
最も具体的な方法は転職エージェントに相談することです。なぜなら転職エージェントは同じ年齢層の悩みを数え切れないほど聞いているからです。
話を聞くことで、「会社の居心地はいいけど仕事を辞めたいとき」に、同世代がどのような決断をしたのか教えてもらえます。
また、転職エージェントに自分の想定年収も聞くことで、転職するといくらもらえるかがイメージできます。

5.6.ミイダスを使って自分の市場価値を客観的に診断する
最後にミイダスを使って自分の市場価値を客観的に診断しましょう。
ミイダスを活用することで、自分の想定年収を調べることが可能です。
事前に自分の想定年収を知っておくと、面接での交渉段階で年収交渉しやすくなるのでお勧めです。
参考:【ミイダスの評判】20代の僕が転職市場価値(想定年収)を調べて感じた特徴と注意点
6.居心地がいいけど仕事を辞めたい時のおすすめ転職エージェント
ここからは居心地がいいけど仕事を辞めたい時のおすすめ転職エージェントを紹介します。
改めてお伝えしたいのは「居心地のよさに不安を感じる」のは良いことです。
なぜなら、それだけあなた自身が現状打破したい、もっと成長したいと思っているからです。
逆にこのタイミングで会社に残り続けると、成長できず今の会社でしか働けなくなりますので、転職のタイミングは逃さないようにしましょう。
転職したい場合は、【次の仕事に求められる条件】をクリアできるエージェントを選ぶのが大切です。
【次の会社に求められる条件】
- 確実に給料アップが狙える会社
- 伸びる業界で、かつキャリア形成が狙える仕事
- ブラックじゃない会社(なるべくホワイトな環境)
このような会社を紹介してくれるおすすめエージェントは次の通りです。順に説明していきます。
- リクルートエージェント
- JACリクルートメント
- パソナキャリア
- 番外編※最後に記載してます
おすすめ①:リクルートエージェント
公式サイト:https://www.r-agent.com/
リクルートエージェントは40年以上の歴史がある、転職者に最も利用されている実績No.1エージェントです。(45万人以上のサポート)
強みは、求人量が30万件(非公開求人含む)以上と他社を圧倒しており、どのエージェントよりも選択肢が豊富です。

またリクルートはコンサルタントの営業力が高く、あなたのことを超アピールしてくれます。
【僕のリクルートエージェント体験談】
求人案件の豊富さは選択肢が多く、自分の可能性が広がりました。親身になって、自分を高く売ってくれるパートナーは転職で必須で、僕自身もとても心強かったです。
リクルートは、高収入が狙えるコンサル転職に強いエージェントでも「No.1」になっています。
リクナビNEXTで求人を探して『リクルートエージェント』で応募の流れは20代転職の王道だと改めて実感しました。

【転職者の8割が利用】リクルートエージェントの評判&口コミと絶対利用すべき理由
おすすめ②:JACリクルートメント
公式サイト:http://www.jac-recruitment.jp/
JACリクルートメントは業界第3位に位置する大手エージェントで、外資系・国内企業のグローバルポジションについては国内実績No.1を誇ります。
居心地のいい会社にいるけど、将来的には『グローバルポジションや海外案件に転職したい人』におすすめです。
またJACは、未経験者・若手にもある程度ハイクラス求人を紹介してくれるので、20代後半に向けてキャリア・年収を上げたい人にもおすすめです。
- 外資系案件が全体の60%
- 企業と求職者を支援する担当者が一人なのでマッチング度が高い
【僕のJACリクルートメント体験談】
JACは企業と転職者に対する担当を一人で行う「両面型スタイル」でマッチング精度が高いです。
外資系・グローバル求人は1番多く、僕はJACで紹介された海外に出張できる会社に転職しました。
また、コンサルタントは全員優しくてとても品格があります。対応も非常に丁寧で、親身になって付き合ってくれました。

【JACリクルートメントの評判と口コミ】担当者がダントツ優秀でおすすめ!実際に利用した感想も紹介
おすすめ③:パソナキャリア
公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/
パソナキャリアはリクルートエージェントに次ぐ転職エージェントで、転職時の年収アップ率が67.1%と確かな実績を誇っていることです。
またエージェント利用者の半数以上がこれまで転職経験がなく、転職が初めての人に高評価を受けています。
【僕のパソナキャリア体験談】
僕も実際にお世話になりましたが、最もコンサルタントに清潔感があり、キャリア相談に親身になってくれました。
更にはパートナーのきめ細かなサポートが目立つ転職が初めての人でも安心感抜群の会社です。
スタッフが若くサポート経験値が低い場合があります。任せきりにせずに仕事を探すことも成功のポイントです。

【パソナキャリアの評判】初心者にサポートが手厚いのは本当?実体験と口コミを解説‼
番外編:未経験におすすめの転職エージェント
未経験業界に挑戦したい人は、下記エージェントがおすすめなので合わせてみてみてください。
リクルートやJACなどに断られた場合は、こちらのエージェント利用することで未経験業界のチャンスを増やせます。
【2年目の転職におすすめの転職エージェントTOP4】

参考:新卒で仕事を辞めるべきか「後悔ゼロで判断できる」完全マニュアル
7.居心地がいいけど仕事を辞めたい不安や危機感を感じるなら相談しよう
ここまで【居心地がいい会社けど仕事を辞めたいときの対処法】についてお伝えしました。
居心地がいい会社でも仕事を辞めたく理由が必ずあるので、目を背けずに辞めたい理由を洗い出しましょう。
居心地がいいばかりに、会社に留まると抜け出せなくなったり、20代後半から給料が上がらない・転職できない危険もあるので安易に会社に留まるのは超危険です。
社外の人や転職エージェントに相談したり、セミナーや本で学ぶなどして自分の現在地を客観的に把握しておきましょう。
最後に、成長できず給料も上がらない会社にいると、将来絶対後悔するので、自分と家族を守れる「稼げるキャリア」を選んでください!
給料やキャリアが良くて、居心地がいい会社も絶対にあるので、あきらめずに時間をかけて探し続けてくださいね!