会社に対して我慢できない。ここのところ、ずっと不信感が拭えずにモヤモヤしている…。
会社が怪しい動きが見える、社員が次々と辞めていく、不透明な部分が多い…

会社に対して不信感を感じるのは必ず理由があります。そして、原因を洗い出し、自分の気持ちに正直にならなければ不信感は無くなりません。
今回は理不尽なことや、納得のいかない環境で会社に不信感を抱いている人に向けて【不信感を感じる理由と解決方法】を紹介します。
本記事を読むことで不信感を抱くときの理由と、モヤモヤを晴らす方法を紹介します。
会社に不信感をいただきながらも会社にいると、いざ会社が傾いたり不信感が大きくなった時に逃げ遅れます。
会社の危険な状態を察知する能力を身につけ、水面下でどの会社にでも行ける準備は進めておきましょう。

【数か月間「不信感」が拭えない場合は環境を変えよう】
- 会社への不信感が明確でありながら、不信感がぬぐえない場合は「コントロールできない会社の原因」に悩んでいることが多いです。
- いつか会社が何とかしてくれると思っていると、気づけば月日が経ってキャリアの選択肢が無くなります。
- 会社が傾いても大丈夫なようにビジネススキルと必須エージェントTOP3には、必ず登録して、いつでも逃げれる準備をしてください。
- 志望企業がある場合は転職会議を使って、会社の社風や文化を事前に確認しておきましょう。

この記事を書いている僕は30代で、現役戦略コンサルタントとして10年働いています。
当ブログ『ビジネスギーク』で転職情報や年収を上げる方法を発信しています
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1.会社に不信感がぬぐえない理由
まず初めに会社への不信感がぬぐえない理由を紹介します。
本章を読むことで不信感がぬぐえない理由が明確になり、何を解決すべきかわかります。
理由①:仕事内容を教えてもらえない
会社への不信感がぬぐえない1つめの理由は「新卒・転職の面接段階で仕事内容を教えない」ことです。
なぜなら、仕事内容を教えないのは、伝えると新卒社員・求職者が辞退する「つらい仕事」があるからです。
【会社が隠したい仕事内容】
- 受注するのが実は難しい営業業務
- 実は社員のほとんどが残業・終電帰りのブラック文化
- 売れない商品・サービス
- 凝り固まった仕事内容と、裁量権の与えられない現場
このように蓋を開けてみると、仕事内容がひどいケースは沢山ありますので仕事内容の詳細を教えてくれない会社には気を付けましょう。
→【ブラック企業あるある】思い出すと恐怖『超ブラック企業50の特徴』
理由②:正しいことが正しいとされない文化と圧力
会社への不信感がぬぐえない2つ目の理由は「正しいことが正しいとされない文化と圧力」です。
理由は正しいことを言っているのに、会社や上司に事実を捻じ曲げられたり「下っ端なのに口答えするな」と認められないからです。
- 正しいことを言っても「若いから」と話を聞いてもらえない
- 会社や上司に都合の悪いことは、もみ消される
- 結局最後は、会社や上司の言う通りに動かないといけない

理由③:社長・上司の気分で異動や解雇が頻繁に起こる
3つ目の理由は社長や上司の気分で、異動や解雇が頻繁に起こるパターンです。
社長や上司が職権を乱用する会社は100%、トップダウン&ブラック企業で会社の言うことを聞く以外、選択肢がありません。
- 社長や上司の言うことはゼッタイ聞かないといけない
- 社長や上司に口答えすると、次の日から風当たりが強くなる

理由④:過去の成功から抜けられない「若手潰し」な会社
4つ目の理由は過去の栄光や成功から抜け出せない会社です。
特にひどいのが、上層部に50代以上の重鎮社員が居座っていて、マネジメント層が変わらないパターンです。
過去の成功から抜け出せないと、若手の意見を聞かず、良いアイデアを却下してしまいます。
- 我々の時代は…もっと○○だった!
- 企業が大切にしている文化を意識してないアイデアは却下だ!
- 昔の成功体験を参考にして、修正しなさい!
このような時代遅れの古い会社では、アイデアが根拠もなく不採用になり、不信感が募ります。
さらにあなたの才能が潰されてしまうので、上層部の入れ替わりや、課長職に10年かかるような会社は辞めておきましょう。
理由⑤:人間関係が悪い
会社への不信感がぬぐえない5つ目の理由は人間関係が悪いことです。
なぜなら日夜、各部署でギスギスした関係や、お客様を取り合う姿が見受けられるからです。
本来チームで戦うべき仕事なのに周りが敵に見える状況に違和感を感じます。

理由⑥:社内で文句・陰口が多い
6つ目の理由が社内で文句や陰口が多い会社です。なぜなら文句や陰口が出るには理由があるからです。
- 社長や上司が職権を乱用している
- 評価制度があいまいで、給料が上がらない
- 上司と部下の間でスキャンダル・パワハラ・セクハラ
このように社内での問題は、見えないところで淡々と広がりますので陰口が多い会社は微妙な会社と覚えておきましょう。
理由⑦:優秀な人材ほど辞めていく
7つ目の理由が優秀な社員ほど辞めていく現状です。
なぜなら微妙な会社では、優秀な人材ほど報われない仕組みになっているからです。
- 人の何倍も稼いでいるのに、給料が上がらない
- 優秀な人ほど仕事が割り振られて疲弊する
- 理念やビジョンが無く、お金だけでは優秀な人を引き留められない
優秀な人材は引く手あまたで、いつでも辞められます。

理由⑧:評価基準があいまい
会社への不信感がぬぐえない8つ目の理由が「評価基準があいまい」なケースです。
なぜなら評価基準があいまいだと、何を頑張れば評価が上がるか全くわからないからです。
- 評価が上司の一存で決まっている。
- ノルマを達成しているのに、何かと理由をつけて昇進昇格できない。
- 人事や上司が、評価基準を正しく説明できない
このような状況下では、どれだけ頑張っても徒労に終わる可能性があります。
評価基準があいまいな会社は、誠実さに欠けており他の部分もうまく行ってない可能性が高いので注意しましょう。
理由⑨:仕事に慣れたときに転勤・異動を命じられる
不信感を感じる9つ目の理由が「仕事に慣れたタイミング」で異動・転勤を命じられることです。
なぜならいきなり異動・転勤を命じる会社は、本人の希望や、頑張りなど現場が全く見えてないからです。
このような会社では、頑張りを見てもらえず、駒のように扱われて人生終了です。
あなたの仕事の状況、気持ちや将来の目標をくみ取れない会社は、力になってくれないので今すぐ転職を検討しましょう。
理由➉:労働時間が異常に長い割に給料が低い
10個目の理由が、労働時間が異常に長い割に、給料が安い会社です。
なぜなら上記会社は「社員の労働力をお金で還元する気持ちが無い」からです。

お金で還元するなら良いものの、慢性的に全社員が働く環境はまずブラック企業だと疑いましょう。
【仕事でキャパオーバーになる新人は無能?】あなたの仕事が終わらない原因と予防策
理由⑪:何の説明もなく給料を下げられた
何の説明もなく、給料を下げられるパターンも不信感を感じるタイミングです。
なぜなら本人は頑張っていると感じているのに、本人の話も聞かずに評価を決定するからです。
- 社員側が納得できない形で給料を下げられた
- 理由を聞いても「会社が決めたことだから」の一点張り
また何より、上司や会社に「社員を応援する」「社員の給料を何とか上げる」という気概が感じられないことが問題です。
自分本位に考えると客観的に自分を評価できないので、中立的な立場で「給料をもっともらうべきか」「給料を下げられるべきか」自己評価してみましょう
理由⑫:残業代が出ない・みなし残業でごまかし
12個目の不信感を感じる理由が、残業代が出ないことです。
なぜならこのような会社は残業代を払う資金力がなく、自転車操業で危険な会社だからです。
また、みなし残業でとにかくたくさん働かせる意図が見え見えです。
- 定時で帰る社員がほとんどいない
- 残業文化が当たり前になっているブラック企業体質
頑張っても残業代が出ない環境では、家族を養えませんし、投資できないので注意しましょう。
理由⑬:振替休みが無い
振り返休みがない会社も不信感を感じることが多いでしょう。
- 会社の為に土日出勤しているのに、振替休日が無い。
- むしろ「なんで休むの?」くらいな勢いで怒られる
振替休日がない会社は、社員を守る気持ちが「制度構築」という形で表れていません。
社員が気にするポイントを抑えられない経営をしている会社はいずれ衰退していくので注意しましょう。
理由⑭:求人内容と実情が大きく異なる
転職者が不信感を感じるタイミングが「求人内容と実情が大きく異なる」ケースです。
なぜなら企業のスタンスが「誇張表現」「不誠実」と感じているからです。
【求人内容と大きく異なるケース】
- 定時で帰れると記載しているが、残業が当たり前
- 最高年収○○円、と書いているが実際にそこまで到達する人がほとんどいない

【仕事で頑張っても報われない】会社がケチな理由と絶対評価される「7つ技術」
理由⑮:顧客第一主義でない(騙すorゴリ押し)
不信感を感じる最後の理由が顧客を最優先に考えていない会社です。
- お客様のことを騙して利益を稼ごうとする
- ゴリ押しセールばかり
- 会社・上司が利益優先のため、ノルマ達成のために嘘をついても売って来いという
- とにかくその場で契約をもらえ、相手に回答される前にどんどんごり押ししなさい
このような会社は、お客様のことを大切にせず自社のことばかり考えています。
短期的に売上が稼げても、中長期的には絶対売上が稼げませんので、上記会社は転職を検討してください。
2.会社への不信感を払拭する方法
第1章では「会社への不信感がぬぐえない理由」について解説しました。
第2章では「会社への不信感がぬぐえない場合の対処法」について紹介していきます。
本章を読むことで、会社への不信感が明確になり、解決方法と、自分がとるべき行動が理解できます。
方法①:不信感を感じた理由を書き出す
会社への不信感を拭う1つめの方法は「不信感を感じた理由」を書き出すことです。
なぜなら理由を紙やメモに書き出すことで「今、最も不振に感じる理由」を明確にできるからです。
ポイントは、正直に会社のダメなポイントや、あなたが納得行ってない部分を書き出すことです。
また、不信感を書き出したら、自分で解決できるか?自分では解決できない「諦めるべき不信感」かを判断しましょう。

方法②:会社に改善点を提案する(干される可能性有り)
会社への不信感をなくす2つ目の方法は「会社に改善点を提案する」ことです。
なぜなら会社の悪い所を伝えて、改善点を伝えることで、モヤモヤが晴れて自分の納得考えられるからです。

ただし伝える時は注意点があります。
- 実績を出しているなら伝える。実績がないと伝わらない。
- 会社に提案することで、評価が下がるリスクもある
- 正しいことを伝えても、大企業は変わらないことがほとんど
リスクを考えずやみくもに行動すると後悔するので提案するなら「辞めてもいい」くらいの気持ちで行きましょう。
方法③:他業界のあたりまえを確認する
3つ目の方法は「他業界のあたりまえ」を確認しましょう。
なぜならホワイト業界の報酬制度や勤務体系を確認すると、自社の環境がどれだけおかしいかわかるからです。
多くの人が、現在、在籍している会社の環境を当たり前に感じて、感覚がマヒしている可能性があります。
【ブラック企業のおかしな文化】
- 残業が当たり前。みなし労働で始発終電文化。
- コロナ環境下なのに、全員出社を義務付け。
- 出社する必要が無いのに、意味もなく出社。
- 不要な会議の義務付け。その割に意見は通らない。
数えればきりがありませんが、残業が当たり前の文化や、談業代が出ない、ボーナスは年1回あるかないかの状況は、他業界からしたら異常です。
現代において、一般的な企業の報酬制度、勤務体系などがどのようなものか客観的に確認して自社のいびつさを確認しましょう。
方法④:同業他社の情報を調べて見る
4つ目の対処法は同業他社を調べることです。
特に大手企業・ベンチャー企業など規模の違う会社をチェックするのがポイントです。
なぜなら、一般的に、中小・ベンチャー企業の当たり前は、大手企業の異常だからです。
【同業の大手他社を見ると知る異常値】
- 残業代が出ない、振替休日がない
- 家賃補助がない。交通費が出ない。カフェ代が無い。
- ボーナスが年に1回あるかないか
ベンチャー企業だから当たり前でしょ?と思うかもしれませんが年月を重ねると待遇面で大きな差が出ます。
大手企業を見た後に、ベンチャーであれば後悔しませんが、何も知らずにブラック企業で働くと後悔するので大手同業他社の条件は確認しておきましょう。
定時で帰れない会社の9つの特徴【すべては会社選びで決まります】
方法⑤:別会社の友人に話を聞いてみる(大手・ベンチャー両方)
5つ目の方法は別会社の友人に聞いてみることです。
なぜなら、別会社の友人に話を聞くことで、客観的にあなたの職場環境を伝えてもらえるからです。
確認するときは下記2パターンの友人に話を聞くと良いでしょう。
- 客観的に現状を判断できるロジカルな友人
- 思ったことをズバッと伝えてくれる正義感の強い人
方法⑥:客観的にプラスとマイナス部分両方を見る
会社への不信感が拭えないときの6つ目の方法は「客観的にプラス面とマイナス面」を見ることです。
なぜならメリット&デメリットの両面を見ることで、今の会社にいるべきか客観的に判断できるからです。
【現職で働く会社のメリット】
- ブラック企業だけど成長できる
- 小さな会社なので、色々なことを任せてもらえる
【現職で働くデメリット】
- 収入が不安定
- 評価基準が曖昧でふたを開けて見ないと給料が上がるかわからない

方法⑦:副業を始める
不信感を拭う7つ目の方法は「副業を始める」ことです。
理由は副業収入があると、少々の不信感は気にせず、淡々と仕事できるようになるからです。
これは僕の実体験ですが、大抵、不信感は、労働時間や給料の悩みがほとんどです。
そんな中で、副業で稼げるようになると、本業では「定時で帰って最低限の収入をもらえればOK」と気持ちが楽になります。

方法⑧:個人で稼げる力をつけてフリーランスになる
会社の不信感がぬぐえない時の最後の対処法が「フリーランス」になることです。
なぜならフリーランスとして働けば、制度や報酬などすべて自分で決めることができるからです。
- 自分が正しいと思ったことを思いきりできる
- 稼げば全て、自分の収入になる
- 労働時間も自分で決められる
会社への不信感のほとんどが、フリーランスになることで解決するのです。


副業であれば、ノーリスクでフリーランスになる準備ができ、会社への不信感もなくなるので、サラリーマンの人は絶対目指しましょう。
僕のツイッターアカウントで、個人で稼ぐ考え方について語っているのでよかったらフォローしてくださいね。
3.「会社に対する不信感」について転職エージェントに聞こう
第2章では「会社に対する不信感の対処法」をお伝えしました。
「会社に対する不信感とその理由」を客観的に判断してもらいたければ、転職エージェントに確認しましょう。
なぜなら転職エージェントは、各企業の勤務条件を把握しており、あなたが今働いている会社が「不信感を感じる会社」か判断できるからです。
またポイントは、1社のアドバイザーだけでなく、複数名のアドバイザーに聞いてみることで客観性を担保できます。

他の会社を知らないと、自分の会社がどれだけヤバイのか知らないまま、気づけば月日が経ってしまいます。
定期的に仕事状況や、会社環境について相談できるエージェントパートナーを探しておきましょう。
4.どうしても会社への不信感が拭えないなら転職しよう
どうしても会社への不信感がぬぐえない場合は、転職するのがベストです。
なぜなら企業制度や社風・文化は変わらないことがほとんどで、変わるまでには数年の歳月を必要とするからです。
【コラム】
- 「いつか会社は変わるかもしれない」「自分が声を上げれば会社は答えてくれる」そんな会社が無いわけではありません。
- しかし現実的に、一社員の声を反映するなどできるわけでもなく「検討しておきます」「すでに検討はしています」の一点張りです。
- 結局、会社は株主と経営者のものなので、納得できない、不信感を持つ社員は退職するのがリアルなところであり、双方メリットがあるのです。
不信感をぬぐい、次の転職で失敗しないためには下記2つの方法を活用しましょう。
- 優秀な転職エージェントを活用する
- 転職会議を活用する
転職STEP1:優秀な転職エージェントを活用する
極力不信感の少ない企業に転職するためには、転職エージェントを必ず利用しましょう。
なぜなら、転職エージェントは優良企業を好条件で紹介してくれるからです。
また履歴書・職務経歴書の添削や、面接対策も行ってくれるため、転職成功率を飛躍的に高めることができます。
またエージェント経由で不信感の少ない企業に転職できる理由は「不評な会社を紹介するとエージェントの評判が落ちる」からです。
高評価をもらうために、エージェントはホワイトな優良求人を紹介してくれるので、安心感があります。
僕も必ず利用するエージェントはJACリクルートメントとリクルートエージェントで、転職には活用必須なので、この2社は絶対利用してください。
転職STEP2:転職会議を利用する
不信感の少ない企業に転職する2つ目のSTEPが転職会議を活用することです。
転職会議は、企業の評判や口コミが確認できるサイトで、現社員やOBの正直な感想を確認できます(1部サクラもいますが、それでも信憑性有)

JACリクルートメントとリクルートエージェントと転職会議を併用することで、極限まで不信感の少ない企業に転職できるので実践してみてくださいね!
5.「不信感が拭えない会社」で力を発揮するのは不可能
ここまで【会社の不信感がぬぐえない理由と対処法】について紹介しました。
会社の不信感がぬぐえない場合、必ず第1章:明確な理由がありますので、自分が何にモヤモヤしているか突き止めましょう。
理由が明確になったら、第2章:不信感を払拭する方法を実践して、不信感を解消してください。
どうしても不信感がぬぐえない場合は、自分ではコントロールできない「会社の問題」に悩んでいることがほとんどです。
その場合はJACリクルートメントとリクルートエージェントと転職会議を併用して、極限まで不信感の少ない企業に転職を目指してください!
最後に、会社に不信感を持った状態で、あなたの本来の力を100%発揮するのは不可能です。
たった1度の人生なので、会社への不信感はすべてクリアにして、イキイキと信頼した会社で働くよう自ら動いてくださいね!
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