

この記事を書いている僕は、現在ブログ歴1年3か月ほど(30歳前半)
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☑コンサル業界歴が10年目になりました
☑現在は海外専門リサーチャーもやってます
(キャリア4年:渡航国数10か国以上)
☑営業マン歴10年
本記事では【コンサルティングとはいったい何?業種別の仕事内容・年収・向いてる人】について解説していきます。

・コンサルティング・コンサルタントってなに?
・コンサルティング会社の仕事内容ってなに?
・コンサルタントのリアルな年収ってどれくらいなの?
・日系と外資系のコンサルティング会社の違いは?
・コンサルタントに向いてる人と向いてない人の違いを教えて
本記事はこんな方の悩みを解決する記事です。
なぜなら僕自身が、10年間コンサルティング業界で働いてきて、良い面も悪い面も知り尽くしているからです。
僕は10年間、新卒入社した『中小企業向けのコンサル会社』から、転職後の『上場企業のコンサル会社』で多岐にわたる業務を積んできました。
- コンサルティング業界に興味があるけどどんな仕事かわからない。
- 給料がいいって聞くけど、激務なの?
上記のような憶測が飛び交うのが『コンサル業界』です。
僕自身も新卒入社する前や、転職時には同じようなことを考えていた一人です。
本記事を読めば、コンサルタントのリアルな業務や、知りたくない情報まで網羅できます。
結論から言うと、コンサル会社は以下のような人には超おすすめです。
- 仕事で達成感ややりがいを感じたい
- 周りよりも圧倒的に成長したい
- 年収を上げたい
- 日本企業に貢献したい
しかし、近年は人気企業であり、付加価値の高め方も変わってきています。
その為、キャリアを積むのであれば、20代の早いうちからキャリアを積むことをおすすめします。
本記事では、上記理由も含めて、コンサルキャリアを目指す人に向けて、
コンサルティングとは何か簡単にわかりやすくお伝えしていきます。
1.コンサルティングとはなにか?要は『問題解決』をする人。
コンサルティングとは?コンサルタントってなに?という質問をよくいただきます。
結論、コンサルティングを一言で表すと『問題解決をすること』です。
コンサル(consult)とはお客様からの受けた相談に対して、アドバイスを提示する仕事です。
お客様の問題解決をする仕事がコンサルティングであり、コンサルティングをする人を『コンサルタント』と呼びます。
具体的にコンサルタントには以下のような職種があります。
- 経営コンサルタント(経営に関する悩みを解決する)
- キャリアコンサルタント(キャリアの悩みを解決)
- 医師(体の悩みを解決する)
- 弁護士(法律の悩みを解決する)
- ライフプランナー(お金に関する悩みを解決する)

お客様の問題解決をするのが広い意味で『コンサルタント』なんだな
2.コンサルティング業界とは?成長率を他業界と比較
コンサルティング業界とは『経営・ビジネス領域』で問題解決をする業界のことを言います。
具体的には以下のような領域での問題を解決する業界です。
- 経営戦略
- ブランディング戦略
- 企画・開発戦略
- 財務戦略
- 調達戦略
- マーケティング戦略
- 新規事業開発
2.1.コンサルティング業界は将来も高成長率を維持(年平均5.3%増)
コンサル会社への新卒入社・転職時に気になるのが『将来業界が成長するか』です。
結論、コンサル会社は将来的にも必ず伸びる業界です。
国内コンサルティング市場の年間平均成長率は5.3%(2018年から2023年)と予想されています。
また全体の市場規模感は2023年までに9969億円に到達すると予測されており、着実な成長が見込まれています。
更に、現在では国内だけでなく海外事業展開のコンサルティングも求められ、益々コンサル業界は必要とされてきます。
引用元:IDC Japan 国内ビジネスコンサルティング市場 支出額予測: 2018年~2023年
https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prJPJ44958119
コンサルティング業界が成長する理由は、大きく以下3つの理由です。
- ビジネスをする限り、クライアントの問題はなくならない
- 問題が複雑化しており、正解がない
- AIでは、外部環境や顧客を理解した新規事業アイデアを生み出せない
企業が事業活動を行う限り、問題はなくならないため、コンサルタントの仕事もなくなりません。
今後求められるのは、答えのない問題に対して、様々な種類の提案を自ら作り出せるコンサルタントと言えるでしょう。
2.2.成長領域はデジタル・IT領域のコンサルタント
特にデジタル領域のコンサルティングサポートは急速な成長をしています。
デジタル領域のコンサルティング市場は2018年~23年の平均成長率が29.3%と予想されており、
2023年までに2568億円に到達すると予想されています。
またコンサルティング市場における、デジタル分野の割合は現在9.2%ですが、
2023年時点ではコンサルティング市場の21.4%の割合まで成長する予定です。
ここまで、デジタル・IT領域のコンサルタントが必要になる理由は、企業のデジタル化や業務改善は今後必須だからです。
2019年に956社を対象にした『商品・サービスのデジタル化有無の質問』によると、
全体の22.1%の企業がデジタル化に着手していることが分かります。

僕が新入社員でコンサル会社に入るなら、絶対デジタル・IT領域のコンサルになります
3.コンサルティング会社(ファーム)とは?業種別の仕事内容
コンサルティング会社(ファーム)とは企業が抱える問題に対して、問題解決をする会社のことです。
中小企業から大手上場企業まで様々な企業の課題を解決すべく存在しています。
3.1.コンサルティングファームの業種は課題別に存在する
コンサルティング会社と言っても、企業が抱える問題に合わせた専門領域のコンサルティング会社が存在します。
コンサルティングファームの業種は以下の通りです。
- 戦略系コンサルティング
- 総合系コンサルティング
- IT系コンサルティング
- シンクタンク系コンサルティング
- 医療・ヘルスケア系コンサルティング
- 組織人事/チェンジマネジメントコンサルティング
- 財務アドバイザリー系コンサルティング
- 国内独立系コンサルティング
- 業務・業界特化型コンサルティング
- 監査法人系コンサルティング
- 企業再生・事業再生系コンサルティング
- ITベンダー・事業会社計コンサルティング
コンサルティングファームに入社したい場合は、自分がどの領域の課題解決をしたいか、
どの領域に強みがあるかを客観的に判断して、応募しましょう。
例えば、ITや医療に従事していない人が、いきなり専門コンサルになるのはハードルが高いです。
4.コンサルタントの1日の仕事内容
コンサルタントの1日の仕事内容は大まかに以下の通りです。
- メールチェック・返信
- 全社/チーム/プロジェクトメンバー/上司とのMTG
- クライアントとの打ち合わせ
- 報告・分析資料の作成
- 現地法人・パートナーの調整
- 資料作成のための取材(インタビュー)
- クライアントへの報告会
コンサルタントの1日は、全てクライアントの問題解決のために使います。
主にはクライアントのMTGと、社内外向け資料の作成がメインです。
ベンチャーコンサルの場合は、新規顧客開拓もあるため、更に激務です
各MTGは30分の細かいものから半日使うような大型プロジェクトのMTGもあります。
毎回の資料作成や、クライアントMTGまでの準備に時間がかかるため、徹夜になることも少なくありません。
また、海外の調査の場合は現地法人や、現地パートナーへの支持出しやMTGを行う場合があるので、時間の概念もない場合があります。
数千万~数億円のプロジェクト費用をもらっているため、無論妥協が許されず、こだわるほど長時間労働になる可能性があります。
5.コンサルタントのやりがい
10年コンサルティング業界で働いた僕が感じる、コンサルタントのやりがいは以下の通りです。
- 自分自身の成長を圧倒的に感じる
- お客様の問題解決をすることで、喜んでもらえる
- 経営と各事業部の仕事について理解できる
- 全業種・業界のお客様と仕事ができる
- 世界中で仕事ができる
- 日本企業へ貢献できる
- どの会社でも働ける力が身につく
仕事自体は本当に大変ですし、何度も泣きたくなったり、辞めたいときもあります。
それでも自分の成長を圧倒的に感じることができ、日本へ貢献できる、クライアントから喜ばれる仕事がコンサルタントです。
6.コンサルタントの給料と年収は?400万-2000万くらい
結論から言うと、コンサルティング会社の年収は400万から2000万円です。
- 大手コンサルティングファームの平均年収は600-2500万程度
- ベンチャーコンサルティング企業の平均年収は400万から1200万程度
大手や外資系コンサルティングファームになると、平均年収が高く、役職が上がるほど驚くべき金額をもらうことができます。
場合によっては2000万以上を稼ぐことも可能です。
一方で、ベンチャーコンサルティング企業の場合、新入社員や転職したての人は年収が3-400万から始まります。
企業も成長過程にあるため、年収が上がるスピードも大手に比べると遅いです。
また、正直年収が1500万を超える人などほとんどいません(私の前職2社では、役員以外いませんでした。)
とにかく年収を上げたい人は『大手コンサルティングファーム』がおすすめです。
7.コンサルタントは激務なのか?結論:激務です。
コンサルティング業界で1番気になるのか、という質問ですがこれは『YES‼』です。
私も前職では毎日始発終電・徹夜で帰れないこともよくありました。
コンサルティング業界が激務な理由は大きく以下13点です。
- 企業のビジネスモデルが悪い
- 目標数値が高すぎる(社長が目標設定できない)
- 分業体制が確立されていない
- 単価が安い
- 受注までの時間が長い
- 営業人数が圧倒的に少ない場合がある
- 勉強することが多い(業界・企業・企業研究)
- 提案書や報告書作成に時間がかかる
- MTGの時間が異常に長い
- モンスター上司からのフィードバック・修正が多い
- 自分の能力の不足
- セミナー運営が必要
- クライアントからの急な連絡・フォロー事項
新卒採用及び、転職する前に上記問題点がないか、必ず確認しておきましょう。
またどうしても入社前ではわからないことがあります。
一定期間働いて、上記に当てはまる激務な理由が多い場合は、早急に転職を考えましょう。

激務かつ、労働時間が長いのには理由があるってことだね
8.コンサルティング会社における日系・外資系の違い
日系コンサルティングファームと外資系コンサルティングファームの違いは以下7つの点です。
- コンサルティングスタイル
- 企業文化・風土
- 人事制度・評価
- 労働環境・労働時間
- 給与面
- 転職市場価値
- 離職率
外資系コンサルティングファームと、日系コンサルティングファームでは上記ポイントが違います。
コンサルティングスタイルや風土を理解しないまま、憧れで入ると、
企業文化や風土に合わず、新進のバランスを崩したりキャリアに傷がつきます。
両者の違いを入念に理解した上で、企業を選びましょう。

別業界と言えるくらい、文化ややり方が違うから注意が必要だぞ
9.大手コンサルティングファームとベンチャーコンサルの違い
コンサルタントと言っても大手コンサルティングファームとベンチャーコンサルでは仕事内容が違います。
両社の一番の大きな違いは以下の2つです。
- 営業かつどうがあるか?
- 分業制でプロジェクトを行っているか
大手コンサルティングファームはネームバリューがあり問い合わせがあるため、営業が不要です。
営業が苦手・したくない・コンサルティングに力を注ぎたい。
また戦略構築やアイデア出しが得意な人は大手コンサルティングファームがおすすめです。
一方、ベンチャーコンサルティング企業でもやることは基本的に大手と同じです。
大きな違いが、企業のブランド力がまだない為、自分たちで営業する必要があります。
企画書を書いて、提案するときも大手競合コンサルティング企業との相見積もりがあり、非常に大変です。
クライアントが少ない為、ゼロから新規顧客開拓をしなければなりません。
営業が得意・企業を考えている・どこでも働けるようになりたい人はベンチャー企業がおすすめです。
大手コンサルティング企業の1日の仕事内容と特徴は以下の通りです。
- メール・留守電チェック
- ※営業活動(頻度は少ない)
- 報告書作成に向けたインタビュー
- 報告書作成(専門部隊が作成することもある)
- チームMTG
- クライアントとのMTG
一方でベンチャーコンサルティング企業の場合は、以下の通りです。
- 営業活動(アポ取り・企画書作成・提案)
- 社内営業戦略立案・施策
- 営業活動に向けた取り組み
- 報告書作成に向けたインタビュー
- 報告書作成(専門部隊が作成することもある)
- チームMTG
- クライアントとのMTG
大きく分けると上記のようになります
10.コンサルティングファームに向いている人の15の特徴
コンサルティングファームに向いている人の特徴は大きく10の項目に当てはまる人です。
- 問題解決が好き
- 物事に興味関心がある
- クライアント以上にクライアントのことを考えられる
- わからないことを、調べる力がある
- 最後まで諦めない
- お客様との関係構築ができる
- 言語理解力がある
- 図解思考・フォルダ思考ができる
- アイデア出し・企画・提案ができる
- 情報収集能力にたけている
- プレゼン力がある
- 報告書作成(Excel・パワポ)ができる
- 英語ができる
- 経営戦略に関する知識がある
- 販売&マーケティングの知識がある
大切なのは、クライアントの課題を正確に把握できることです。
なぜならクライアントの話が理解できない、問題点を見つけることができなければ、問題が解決できないからです。
また、問題を解決するための、アイデア・方法を提案できないことには、クライアントは務まりません。
最後にアイデアや問題解決の方法を『提案書』として、資料にできることが求められます。
プロジェクトが始まると、必要な情報を収集・分析して、クライアントの課題をどうすれば解決できるかを考えられることが求められます。
- 問題解決が好き
- 物事に興味関心がある
- クライアント以上にクライアントのことと考えられる
- 最後まで諦めない
上記資質を持ち合わせている人が、コンサルタントに向いているでしょう。
11.コンサルタントに向いてないすぐ辞める人の15の特徴
一方で、コンサルティング業界に入ってすぐ辞める人の特徴は15個あります。
僕もこれまで数多辞めていく人を見てきましたが、大体以下の特徴に当てはまります。
- 精神的に弱い・逆境を苦にしないメンタルを持ってない
- 体力がない【冗談抜きで死ぬほど働きます】
- 理解力がない【コンサルの基本は話が理解出来ること】
- 論点思考ができていない【論理思考ができないと問題が把握できない件】
- 自分で調べる癖・解決する癖がついていない【根拠は常にあなたを守ってくれます】
- 営業活動ができない【いま企業に求められるのは問題解決だけじゃない】
- 提案書・報告書が書けない【言語理解・論理思考力がないと書けません】
- プレゼン能力がない【伝えたいことを伝えてこそプロ】
- 時間管理・納期管理ができない【信頼は一瞬でなくなります】
- 上司とうまくやれない【自分をコントロールするか、辞めるしかないね】
- お客様のことを考えていない【お客様以上に事業について考えてる?】
- イメージ力・予測力がない【先を読めない人は問題解決できません】
- お金で働いている【お金で働くと生きる目的見失うよ】
- もっとよくなりたい気持ち・目標がない【現状維持マンに居場所はない】
- 自分の好きなことではない(問題解決が好きではない)
どうしてもコンサルティング業界で働きたい人は、自分が上記条件に当てはまってないか確認しましょう。
もし当てはまるようであれば、一つずつ改善しながら入社することをおすすめします。

当てはまる人は高確率で辞めるから、自分の『向き不向き』を理解して転職しよう
12.コンサル転職を成功させる方法・準備手順を解説
コンサル転職を成功させる方法・準備・手順は以下の通りです。
- コンサル転職は絶対20代のうちにすべき
- 必ずコンサルティング専門の転職エージェントを活用する
- 経営・コンサルティング(問題解決)の実績を作る
- 転職までに、ビジネススキルを必ず身に着けておく
- 学歴がある人は大手、ない人はベンチャー企業から応募する
コンサル転職を成功させるには、コツや方法があります。
闇雲に転職を目指しても採用してもらえないので、戦略を練って転職に臨む必要があります。
13.戦略コンサルタントが読むべき7つの領域の本
戦略コンサルタントになる人が、20代から読んでいる本がいくつかあります。
コンサルタントが読むべき本は以下7領域に関する本です。
- .理解力・論理思考力
- 資料作成(提案書・報告書)の本
- プレゼンテーション
- 営業・営業戦略
- マーケティング
- 経営戦略
- 自己啓発・モチベーション関連
コンサルタントは、幅広い領域のビジネス知識を身につける必要があります。
上記7領域の勉強は、必須なので、有名本は転職活動までに読んでおくことをおすすめします。
具体的なおすすめ本は戦略コンサルタントが読むべき7領域の必読本で解説しています。
14.未経験からコンサル転職する難易度
未経験からコンサル転職する難易度は『かなり難しい』です。
なぜなら、コンサル業界においては『業界知識・経験』が超求められるからです。
月並みな言葉ですが、コンサルタントのプロになるためのスタートラインは最低3年・半人前になるまで10年が必要です。
育成に時間がかかるのと、育成に力をかけると中堅メンバーが忙しなりく潰れてしまうため、コンサル会社は中途の即戦力を採用します。
厳しいことを言うようですが、未経験からコンサル転職する場合、大手コンサルティングファームはほぼ不可能です。
ベンチャーコンサルティング企業に入社して、実力と実績を兼ね備えてから、ビッグファームへの転職に挑戦しましょう。

未経験からのコンサル転職は難易度が高いので、新卒採用時から戦略的にキャリアを描いておこう
15.まとめ:自信がない人ほど、早めにコンサルファームに入社・転職すべし
ここまでコンサルティングとは?業種別の仕事内容・年収・向いてる人を簡単に解説しました。
本記事を読めば『コンサルティング/コンサルタントとはなにか』の概要を理解できます。
未経験の場合、コンサル転職は非常に難しいので、コンサルキャリアを実現するなら2つの方法がマストです。
- 新卒でコンサルティングファームに入社する
- 第二新卒でコンサルティングファームに転職する
上記キャリアを描く理由は『実力がなくてもポテンシャル採用してもらえる』からです。
一度コンサルキャリアを積んでしまえば、転職時にも優遇してもらえるので、まず1度コンサルキャリアを積むことが重要です。
30歳以上の場合はほぼ不可能、25歳の第二新卒でコンサルティングファームに転職するのも、かなり厳しいです。
コンサルキャリアを実現するために、とにかく早めに転職エージェントとコンサル専門エージェントを活用して、情報収集しましょう。
本日は以上です。